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（頁）【敬称略】 1 ＜表紙と目次＞ 3 I.K　 「ご挨拶」 4 M.S　 「疎開中・思いだす数々の事」 6 W.K　 「老いていく ということ」 7 Y.M 「脳を老化させず・・自宅を終の棲家に」 10 I.K　 「14年経った今だから・・・」 11 M.M　 「長寿社会」 12 Y.M 「秋の訪れ、98歳の父と95歳の母」 13 T.K　 「お墓の問題（手紙）」 14 N.M 「私のこれからの10年は？」 15 T.M 「赤い色は私の色」 16 S.K　 「或る一日」 16 M.M　 「生きる力」 17 I.N　 「ミュンヘンから来たナミ」 18 N.M　（写真）彼岸花 19 S.S　 「これから」 20 I.K　「サンマ」 21 T.M　「ご当地ソングあれこれ」 23 N.M 「気ままイベントに参加して」 24 K.T 「レインボウに参加して」 ＜その日の私＞ 24 I.K / T.A / T.M 26 T.K　 「レインボウその日の私」 28 第12回外イベント報告 29 第13回外イベント報告 30 第14回外イベント報告 31 第15回外イベント報告 32 第16回外イベント報告 33 幹事会からのお知らせ 34 当面のご案内　（イベントの一覧）
「老いていく」ということ W.K （山形県） 最近、年齢を重ねてゆくのに際して、年々加速度的に速度が増してゆくような感じがしております。 幼い頃の１年は現在の10年位に心理的には感じられたような気がします。 「芸術は長く、人生は短い」と言い残して亡くなられた人もいます。 確実に人生、終焉に近づきつつあるようです。 自分と同世代（70代前半）の人たちが公にも、私的にも次第に鬼籍に入って行かれる方々が多く目につくようになってきました。 気ままサロンンの70，80歳代の人たちに伺いたい、現在の老いについての境地は如何に。 人は生まれて、どんどん老化してゆき、最後に「死」に至る。単なる事実です。万人が免れません。 例外はありません。100％です。残念ながら、これで納得して安心立命の境地に至ることができないのです。 やはりどんどん老いてゆくことに不安が付きまといます。 これからどんどん身体が不自由になってゆく。 病気になる。頭も劣化する。結局、老いてゆく「不安」というのは究極「死」への不安のようです。 自分の意識が消滅することによって、この浮世から消え去る「不安」。 伴侶がいないので、独り去ってゆかねばならない「不安」。 これから「闇」へと向かってゆかざるを得ない「不安」。 私たちの世界はどんどん狭まって行く一方です。時々、錯覚する。 一人だけ自分だけの檻に住んでいると。若い心身気鋭の学者さんが、こう発言しています。 「老人は社会の邪魔者」「デジタル社会についてゆけない役立たつ」「切腹して、集団自殺してもらうしかない」と。 この効率第一主義の世の中では老人、子供は大切に扱われておりません。 老人のトリアージの順番は最後に来ます。 一方、江戸時代には、「ご隠居さん」と言われて、その高い見識と趣味の世界が尊ばれる風潮があったようですが。 デジタル社会である現代では、教えるのは「若者」。教わるのは「老人」です。 老人は社会の邪魔者。淋しい存在。こんなイメージで溢れています。 本当に老いてゆくことは悪いことばかりなのでしょうか。 老いてゆくことは失われることばかりで虚しいものだ。と決めつけるのも早計。 視点を変えてみます。毎日家族を養うために身を粉にして働くことから解放されます。 効率主義、生産第一主義の名のもとに朝から晩まで人間関係の渦の中で、神経をすり減らして働く義務から解放されるのです。 １日を自分の思う通りに自由に使えるのです。寝る時間も、起きる時間も自由。全てのことが個人の自由に任せられる。 束縛がほとんどない。労働の足枷で断念させられていた趣味とか、運動とかやりたい放題なのです。 嫌な人間関係は断ち切るだけでよいのです。何の悪影響もありません。人生を深く瞑想してみる余裕ができます。 毎日を心の底から味わうことも可能です。残りの人生をどうやって生きてゆくのか。 充実して生きてゆくということはどういうことなのか。後悔のない人生とは。判らないことだらけです。 しかし、残りの人生を良くするも、悪くするも本人の考えに委ねられているところが大いにあります。 とりわけ、「気ままサロン」の皆様と距離的には離れていようとも繋がっている感じを持つことができるということが、幸福感を持てます。 これからは時間に追われず、毎日を犀のように歩んでいけたら最高だと思います。 ある日のテレビでの小説家、若竹千佐子氏（作品、おらおらでいぐも）の言葉。 「老いとは経験を積むこと。経験を積むということは、分かるようになること。分かるようになる老いは楽しい。」
⑩認知レジリエンス(困難をしなやかに乗り越え、回復する力)を高める(自分を客観的に見る、自制心・精神的敏捷性・楽観性を持つ←上手く行く・未来は良くなると考え、先々心配しない) 現在、57才一級建築士、1000件超の家造り・リフォームに参画「終の棲家」を実現すべくサ高住を企画設計し、自身で施設長を務め、現在はその経験を基に、穏やかで、その人らしい最期を迎える事が出来る場所は病院や施設などではなく、「自宅」しかないと考え、「終の棲家コンサルタント」として活動中の田中聡氏の著書を読みました。 例え要介護になっても穏やかな老後生活を送り、尊厳ある最期を迎える事が出来る住宅の企画提案・情報発信している彼の著書によると、自宅でQOD (Quality　of　Death死のあり方や死にゆく過程における全般的な質)の高い最期を迎えたいと考えた時、最初にやるべき事は「良いケアマネと在宅医を探す事」ケアマネと在宅医は玉石混交である上、一度依頼すると簡単には変更できない←夫の時に経験済み。 ケアマネの探し方は面談して「自宅で最期を迎えたい」要望を伝えてリスクを説明した上で最終的に前向きに動いてくれるなら在宅看取り積極派で安心。 ケアマネ選びが最大の難関であり、地域包括センターで、その旨伝えて紹介して貰う事から始めると良い。 最低2人のケアマネに会って、在宅看取り積極派か否かを確認。人柄を含めて相性が合うケアマネと巡り合えたら第1段階クリア。 在宅医探しはケアマネから紹介して貰うのがベスト。 金儲けが目当ての在宅医と利用者に献身的な在宅医に2極化しているそうな。 形式的に耳当たりが良い事だけ言う医師より、厳しくても現実的な事を言う医師の方を信用するべきと。 最晩年には、尊厳を守るためにも排泄＝トイレは重要で、転倒を避ける備えとして日常の生活動線上に切れ目なく手すりが張り巡らされていることが大事らしい。 我が家は約10年前のリフォーム時に車椅子利用できるように家中段差無くして正解でした。 家のメンテナンスも費用は掛かりましたが、夫の闘病を在宅で看取った時、先見の明ありで役立ち、浴室の冷暖房も快適です。 浴室用座椅子なども私の時用に？取ってあります(笑)夫の介護・看取りは自分の時の予習に役立っています。 素晴らしい特養の同和園の医師である中村仁一医師はお年寄りの最期の大事な役割は出来るだけ自然に「死んでみせる」ことだと述べています。 そして「逝き方」は「生き方」であるとし、今日は昨日の続きで昨日と全く違う今日はあり得なく、今日の生き方が問われ、今の生き方、周囲への関わり方、医療の利用の仕方、これらが死の場面に反映されるとの事。 誰しもが望む「ピンピンコロリ」なんて理想でしかないのだから・・・
9月、電車で10分の船橋市の施設での寿大学の健康体操で顔見知りの80才のNさんに遭遇。 久しぶりだったので帰りの電車内でお喋りが弾みました。 彼女は57才で夫君亡き後、女の細腕で酒屋を70余才迄経営。 最近、ご近所さんに「いつ行っても留守ねぇ、お金がよく持つねぇ」と苦言めいて言われたと。 彼女も私も癌の夫を十分看病して見送って充足感・達成感・やり切った感があるから、遺りの人生、前向きに楽しく過ごそうと日々健康に気遣って外出しているのに・・・ 彼女の娘2人は若い時に結婚したのに子供に恵まれず、息子は歌舞伎の裏方の仕事で未婚、同居して食費を入れてくれているから国民年金だけの彼女には有り難い存在。 偶に地方公演で留守したら、食事作り休め楽ちんだと言う。 孫に使うべきお金も要らず、自分の好きに使って、船橋市広報掲載の「施設ガイド」「情報ひろば」見て色々応募・申請して当選したら参加したり、市民大学繋がりでランチや日帰り旅行楽しんでいるだけなのにｱﾚｺﾚ詮索されて、批判され、落ち込む、と。 配偶者を亡くした我々から見たら、要介護や病持ちであれ、夫婦揃って日常生活できている←それだけで羨ましいのに・・・ ハルメク(日本で一番読まれている女性誌）で、コロナ禍以降、外出自粛が老年の夫婦関係に齎した影響を把握すべく60～79才の既婚者計600名(男女300名ずつ)対象に行なった独自のリサーチデータ「夫婦関係と生活に関する意識調査」によると、 男性は妻に不満が少ないのに、54.4％の女性が夫の「上から目線・頑固」そして女性の47％が「現在の家事負担に不満あり」(重複回答可）だと。 昭和の男性は妻の不満に気付いて矯正しないと、Nさんのご近所さんのような、要らぬ『やっかみ』で不協和音や軋轢を生じさせます。 9月28日の朝日新聞千葉版掲載記事「BaBaピザ！地域の元気印」に元気を貰いました。 2001年開始のボランティア活動で、東日本大震災の際は津波浸水を受けた地域で炊き出しもした「笑(しょう）の会」は平均年齢78才(最高齢86才）4年前に山武市の空き店舗を借りてピザ店を開店。 店は金曜～日曜日3日間、1日4時間の開店で100枚ほど焼くそうな。 施設は無償だが、電気代や材料費で利益はあまり出ないけれど、其れでも続けていられるのは「仲間と和気藹々とたわいない会話しながら作るのが喜び」かつては病気に苦しんだのに、「店を開いてからは元気になって誰も病気にならずに続いた。長生きして頑張りたい」と意気込む。 内閣府から活動を評価され、「社会参加賞」受賞しました。女性はお喋りが活力源となり、「利潤度外視の美味しい料理」という活動が年齢問わず喜ばれているのが生き甲斐になり、介護なしの健康長寿に繋がっているのでしょう。 私が現在一番独居生活で気を付けていることは『転倒』で、転倒→骨折→入院はADL(Activity　of　Daily　Living人が生活の為に行なう活動の能力の事)急降下の既定路線で高齢者の場合はほぼ確実に認知症を発症したり、重度化したりするようです。 階段より居室内での転倒事故が2倍多いという。加齢に伴う身体機能の低下が要因なので、片足立ちを毎日1分3回するだけで体幹が鍛えられ、転倒予防運動として最適らしい。 女性は閉経で膝などの関節の損傷や筋肉が少ない分、毎食・蛋白質を片手の平分摂取が重要なので、効率良くDHA・EPA摂取の為、肉より青身魚を苦手な納豆も薬代わりに食べています。 そして、1週間に4日以上趣味・運動・友人との交流や食事会で外出することがADLをキープするので、なるべく家に籠らないように「きょうよう→今日・用がある」「きょういく→今日・行く所がある」努力をしています。 今更BaBaピザは無理なので、Nさんのように、「いつ行っても留守」の横田さん！を目指しています←その分、終活は遅れる。 ◎「85歳を超えても脳が老化しない人の10の特徴」←老年医療の専門医談 ①1日3800歩歩けている ②座ってばかりいない(血栓・認知症の予防になる) ③良質な睡眠 ④難聴を防ぐ(人とコミュニケーションを取る) ⑤新しい課題に取り組む(講座に参加・精神的刺激・楽器や新しい言語に挑戦等) ⑥主観年齢を若く保つ(気持ちを若く保つことは様々な挑戦に繋がる) ⑦生涯学習意欲を持つ ⑧人と交流する(億劫にならず社会と繋がり、人の話に興味・関心を持つ。自分だけでなく、他人の役に立とうとする) ⑨炎症を増やさないライフスタイルを保つ(栄養を考慮して肥満防止、ストレスを上手く発散させる)
⑩認知レジリエンス(困難をしなやかに乗り越え、回復する力)を高める(自分を客観的に見る、自制心・精神的敏捷性・楽観性を持つ←上手く行く・未来は良くなると考え、先々心配しない) 現在、57才一級建築士、1000件超の家造り・リフォームに参画「終の棲家」を実現すべくサ高住を企画設計し、自身で施設長を務め、現在はその経験を基に、穏やかで、その人らしい最期を迎える事が出来る場所は病院や施設などではなく、「自宅」しかないと考え、「終の棲家コンサルタント」として活動中の田中聡氏の著書を読みました。 例え要介護になっても穏やかな老後生活を送り、尊厳ある最期を迎える事が出来る住宅の企画提案・情報発信している彼の著書によると、自宅でQOD (Quality　of　Death死のあり方や死にゆく過程における全般的な質)の高い最期を迎えたいと考えた時、最初にやるべき事は「良いケアマネと在宅医を探す事」ケアマネと在宅医は玉石混交である上、一度依頼すると簡単には変更できない←夫の時に経験済み。 ケアマネの探し方は面談して「自宅で最期を迎えたい」要望を伝えてリスクを説明した上で最終的に前向きに動いてくれるなら在宅看取り積極派で安心。 ケアマネ選びが最大の難関であり、地域包括センターで、その旨伝えて紹介して貰う事から始めると良い。 最低2人のケアマネに会って、在宅看取り積極派か否かを確認。人柄を含めて相性が合うケアマネと巡り合えたら第1段階クリア。 在宅医探しはケアマネから紹介して貰うのがベスト。 金儲けが目当ての在宅医と利用者に献身的な在宅医に2極化しているそうな。 形式的に耳当たりが良い事だけ言う医師より、厳しくても現実的な事を言う医師の方を信用するべきと。 最晩年には、尊厳を守るためにも排泄＝トイレは重要で、転倒を避ける備えとして日常の生活動線上に切れ目なく手すりが張り巡らされていることが大事らしい。 我が家は約10年前のリフォーム時に車椅子利用できるように家中段差無くして正解でした。 家のメンテナンスも費用は掛かりましたが、夫の闘病を在宅で看取った時、先見の明ありで役立ち、浴室の冷暖房も快適です。 浴室用座椅子なども私の時用に？取ってあります(笑)夫の介護・看取りは自分の時の予習に役立っています。 素晴らしい特養の同和園の医師である中村仁一医師はお年寄りの最期の大事な役割は出来るだけ自然に「死んでみせる」ことだと述べています。 そして「逝き方」は「生き方」であるとし、今日は昨日の続きで昨日と全く違う今日はあり得なく、今日の生き方が問われ、今の生き方、周囲への関わり方、医療の利用の仕方、これらが死の場面に反映されるとの事。 誰しもが望む「ピンピンコロリ」なんて理想でしかないのだから・・・
14年経った今だから立ち直った方法がわかる14年経った今だから立ち直った方法がわかる I.K （神奈川県） １．とことん悲しむ 　10年闘病の末に、遂に天国へ召されました。看病の間は、意外に楽しく彼の仕事先である海外には相当数行く事も出来ました。白いカーテンの病室は嫌だから、出来るだけ京子さんとの普通の暮らしがしたいとの希望は大病院の主治医と訪問診療と医者の友人の助言の三角形が上手く動いてくれました。 　いざ、亡くなってみたら、それまで考えた事の無い虚無感に襲われました。仕事を持っていますのでスタッフの前では気丈に出来ても1人に成ると、自然に涙がボロボロ出て、死別後の計画が何もしていない事に気が付きました。 友人の医者にも何かと弱音を吐き、余りの悲嘆ぶりに、ともに独り身同志一緒に暮らそうと迄言ってくれましたが、きっぱり断りました。 ２．なるべく誰かと一緒にいる 息子達2人の母親である事は、悲しさゆえに自分だけ幸せになる事への罪悪感も働いたと思う。息子は大人ですので、お母さんがそうしたいのなら僕は反対しません。でもお断りしたのだったら、その話は二度と出さないで。と言われました。愛や恋に飢えているのではなく悲しみを埋めるのなら、一層のこと息子の家に住みたいとの思いが募り、居候を始めました。 自宅と息子の家とを行ったり来たりで、1人でいる悲しみが薄れました。 ３．同じ体験をした人と話してみる 　朝日新聞に伴侶を失くした人が集う会がある。入会はしたものの、集まり（イベント）へ参加は勇気がなく、忘年会に何とか行きましたが、この方々が本当に伴侶を失くした方なのかと疑う程華やかで元気に思え、来る所でなかったと落胆ばかり募り、そこから半年ほど休会状態でした。ふとしたきっかけでカラオケがあるからとお誘いを受け参加しました。 　どういう気分の変化か、楽しいと思い、そこからイベントに参加し幹事を頼まれ引き受けて、紆余曲折はありましたが、今もその会の幹事です。会の名前は『気ままサロン』。 ４．忘れようと頑張らない 　伊藤の好きだったCDを聞いていて、楽しい時の会話等を思い出す事があった。もう涙は出ない。今は一人だけれどいずれ又会える時があると信じたら、これでいいのかもと思える私がいました。 ５．周囲の助けを快く受ける 　『気ままサロン』にもかなり馴染んで来た為だろうか、困り事を相談したり、又受けたりする機会に恵まれた。自宅の広い部屋をこれから行くであろう「介護」を勉強して人の役に立ちたいと思うように成り、3年の実地後に介護福祉士になり「デイサービス」の運営に携わりました。音信途絶えていた友人の医者とも、介護の為の医療ではかなり助言をして貰い、素直になれた気がする。肩ひじ張るのはおしまいです。 ６．引っ越しを考える 　自宅と息子の家は2時間弱かかる。体は未だ老いた気はしないが、一層の事住民票だけでも移して、自宅は仕事場で、居候の息子の家に根を下ろす事に決めました。ここが終の棲家です。
お墓の問題（手紙） T.K （奈良県） 亡き妻の遺骨は9年半たった今でも自宅に安置している。早くお墓を立てて安らかに眠ってもらいたいと思いつつ、事情があって今に至っている。 お墓については自分一人では中々決めかねているので、義理の兄弟にも声を掛けて一つの決断をするために、次のような手紙で今の私の気持ちを伝えた。 『妻（○○）が2014年3月に先立って来年には丸10年となります。 命日にはお寺さんにお参りにきていただき、住職に納骨についていろいろ相談してきましたが、お寺の住職は「別に急がなくてもいい」ということでしたので仏壇に安置しています。 一方で、そろそろ墓地にお墓を立てるかどうか、お墓を作れば墓参りや墓の世話などいつ迄できるかどうか等を考えていますが、思い悩むところがあります。 近郊の数か所の霊園を日頃から見ておりますが、車でないとお参りに行きにくい場所が多く、これから先を考えると私も高齢になったし、二人の息子も遠路不便な所では中々お墓参りに足を運べないのでは、その上、ご兄弟の皆さんも妻（○○）のお墓が不便な場所ではお参りに行けない、との思いがあります。 そこで、既にご存じかと思いますが、今の時代、都心にあるお寺の納骨堂に遺骨を安置していただき、天候に関係なくいつでも自由にお参りができる納骨堂を検討しております。 先日は、大阪駅の隣のＪＲ福島駅前のお寺さん「大阪□□霊廟」を見学してきました。納骨堂はビル形式でカード参拝によりセキュリティ管理されており、屋外のお墓と変わらない立派な墓石であること、天候を気にせず手ぶらでお参りできること、将来の「墓じまい」が不要であること、安心の永代供養システムが採用されていること、仏さま（遺骨）が安心して眠れる環境であること、更に法要室も利用できる等、今の時代に合ったお墓参りのようです。 私たちは親族が少ないので、少しでも便利なところに妻の遺骨をお預けして、ご兄弟や息子たちがいつでもお参りし易い方が良いかと思っています。 先日、大阪□□霊廟の見学をし、この目で納骨堂のシステムを見てきました。まだ契約をしていませんが、契約の前にご兄弟にもお知らせしておくべきと考え、ここに連絡させて頂く次第です。（案内パンフレットのコピーを同封します）　如何でしょうか。お電話でも頂ければ有難く存じます。』 お墓の問題は新聞紙上、週刊誌やテレビでもいろいろと話題として取り上げられていますが、お墓を立てた後のお参りや世話の問題があるので、私が亡くなった後に、息子達に迷惑をかけないことを考えながら、私自身が決めていく積りです。
私のこれからの10年は? N.M （東京都） 昨年から今年にかけて、私の周囲では認知症、骨折、亡くなる人が相次ぎ、その報に驚くばかりのこの頃です。 今日は近くに住む友人3人（10年来の）とおしゃべり会を近くの青少年センターですることになった。 約束通りの時間に来たのは私で、一人は時間を30分間違えていたり、一人は10分ほど遅れてやってきた。 いつでも一番しゃべる彼女が開口一番、昨年ご主人を80才で亡くされた友人は髪が真っ白になっていたのが、先日会ったら襟足の方から黒髪が生えてきた、元気になっていたと興奮して話した。 ご主人を亡くした友人自身は乳がん、心臓バイパス手術をしています。 ご主人がくも膜下出血の後難病指定を受ける病気になり介護、ガンが見つかり、緩和施設入所、などで大変でした。 亡くなった後もちろん一人暮らしになりましたが、今年お孫さんが大学入試で自宅に長期滞在したりと、聞いているだけでも本人の心労が想像されました。 漸く一段落して気持ちが落ち着いてきたのでしょうね。 今、団塊世代が後期高齢者になり、日本の高齢者人口は全体の3分の1（65才以上）3627万人になりました。 昨年度出生数が80万を切り、今年の大学共通一次出願数は40万人と新聞に出ていました。 少子化が急速に進んでいます。 また、コロナのせいも手伝い不登校の小、中校生が29万人、引きこもり若者（15才～64才）で146万人、その内女性が全体の半数近くとのこと、昨年の死亡者数156万人と数字を見ただけで47都道府県の１つが毎年減っていく様な急速な人口減少です。 日本はこれからどうなっていくのでしょうか？ 私の身内では、１昨年義理兄を亡くした義理姉と87才になるもう一人の義理姉が認知症になりました。 あれだけ元気で話好きだった二人、又2人ともがんが見つかり、一人が今年９月に亡くなりました。私自身も特にコロナが始まってから落し物が増え、人の名前が覚えられない、鍵のかけ忘れ、電気の消し忘れなどが増えて、認知予防教室に通い出し丸2年となっています。 高齢者クラブの会でも10年以上もたってくると高齢化も進み、耳が遠くなる人も増える。 あの人にこんなきつい言い方をされたとか、会の運営の仕方についてなどの話題も増え、会の参加意欲が衰えたり、参加すること自体体力的にきつくなってきている。 つい先日も自宅で転び骨折して入院していたとメールを受けました。 こうして考えると人の死や病気、骨折などは我々の年代になると自分自身も含め日常のこととなってきている。 私はいつも手近な所に会報誌を置いて時々読んでいる。 会報誌№97、佐藤前会長の巻頭言（2001年）に「一人で生きること」のタイトルでご自身の変化を素直に書かれてある文章を見つけ、読み直して大変共感を覚えました。 まさに身内の病気や死に出会いこれから10年どう考えどう生きるかの言葉が今の私にピッタリと思いました。 北海道にある家にはコロナになってからは帰っていませんが、家にある私の荷物の終活が今回のことで急に迫ってきたように感じています。 自分の体を大事にし、気を付けながら気ままサロンの皆さんと一緒に、これからの私の十年を探っていきたいと思います。
レインボウその日の私 T.K （奈良県） 宅を出る。早朝は冷え込んでいるので背広の上にダウンベストを着用、歩いて近鉄二上駅着。予定通り新大阪駅へ到着。新大阪6時57分発のぞみ自由席に乗車。 　　　＜いざ東京へ出発＞ 途中静岡辺りで新幹線の左車窓から真っ青な空に綺麗な富士山。頂上あたりに雪。 9時24分東京駅に到着。駅の雑踏の中、上野方面行の番線を探して乗車。山手線で東京から4駅で上野駅に到着。 集合時間には十分余裕あり安心。通路をあちこち探しながら不忍口改札口へ。 改札口にどこかでお見かけた女性が目に入るが、そのまま改札をでて直行、不忍口出口に行って「ここではない」と思い改札口に戻る。 ここで、先にお待ちになっていた女性に声を掛ける。Fさんと分かりご挨拶。（初めてお会いしましたが別のイベント写真を拝見していたので直ぐに分かりました） I.K会長が大きなバッグを引かれて到着された。 ＜I会長と初めてのご対面、グータッチ＞ バッグの中には準備された参加者の名札や名簿その他の資料などがいっぱい。 次々とご参加の皆さんも改札口にお集りになった。 私は皆さんとは初めてお会いする方ばかり。声を掛けさせてもらい簡単なご挨拶をさせていただいた。 10時30分に集合時間リミット。参加者を確認して東天紅へ向かう。 上野公園の不忍池の横を歩いて向かうが不忍池には大きな蓮の葉がいっぱい。 この不忍池沿いの道路を初めてお会いしたにも関わらず遠慮のないおしゃべりをしながら東天紅上野店に着いた。 この東天紅上野店は「落ち着いた雰囲気・本格中華料理・眺望抜群」とある。このお店で気ままサロンの「レインボウ」・・・最高だ。 「レインボウ」ではご参加の皆さんの中から「司会・カメラ・受付・会費徴収・二次会・　緊急連絡先記入・班長・誘導・救護など」など分担してお手伝いをして頂くお世話係の皆さん・・・ご協力有難うございます。 いよいよ待ちに待った「レインボウ」の開始である。 予定通り定刻の11時30分に「レインボウ」の開宴となった。 宴会場には3つの円卓テーブル。A班、B班、C班に分かれたテーブルに、班長さんによって男女バランスよく置いた席札（S.K幹事による手書き）に着席してもらうと同時に、名札（T.Kが印刷）を着用していただく。 これでお名前とお顔が一致しお話がし易くなった。それぞれ円卓テーブルを囲んだご縁で、お隣り様と親密度が深まる。 司会のH.Tさんからテーブルに置かれた乾杯用の瓶ビール、ジャスミン茶をコップに入れるようゴーサインがあり、私に「開会の挨拶・乾杯」を行うようにとの合図が出る。 心の準備はしていたものの、緊張した私から「レインボウへのご参加のお礼、私たちは配偶者を亡くした者同士、ご縁があっての気ままサロンの仲間、初めての出会い、皆さん仲良く・楽しく」と話させていただく。
引き続いて乾杯の発声！”かんぱい”食事、歓談となった。 参加者全員の自己紹介も大切なこと。 先ずはB班から・・A班、C班と席順に沿って次々と自己紹介をすることになった。 初めてお会いした方ばかり、私はメモを取りながら聞かせて頂いた。 皆さんからはこのレインボウへ参加したことの喜びのことばが聞かれ、幹事として大変嬉しく感じた。 この自己紹介でI.K会長からは「自己紹介と同時に一曲披露」、続いてN.Mさんからも同じように「一曲披露」があり、お二方の役者ぶりに驚いた。 皆さんと直接お会いしてのことばを聞くと、言葉が心に響き感動を受けた。 レインボウの宴が盛り上がったところで、S.K幹事からレインボウ名付け親のN.Mさんにお礼を申し上げた。参加者の皆さんから拍手・・・。有難う！ その後、参加者全員で唱歌「ふるさと」を歌って、参加者の心が一つになる。司会のH.Tさんが指揮のタクト（？）を振り、そのタクトに合わせてみなさん一緒に歌う。 最後にI.K会長から閉会のことばとして「気ままサロンの現状とこれからの思い」を強く語っていただきました。明日の気ままサロンのために・・・。 更に大事なご報告としてレインボウの会計報告が行われ参加者のご承認を得た。そしてお手伝いご協力下さった14名の皆さんにお礼を申し上げ全員の拍手で感謝した。 レインボウも最後の最後。参加者全員による記念撮影をして全ての予定が終了。 13時30分無事にレインボウを閉会。その後は自由参加の二次会に。 【第1回レインボウを終えて】 このレインボウに参加して、東京・千葉・神奈川・埼玉等の関東圏の皆さま、更には山形、名古屋からの仲間とも初めてお会いすることができ、同じ境遇に生きる気まま仲間として一層の親密感を覚えることができました。直接お会いして語り合い親睦を深めれば仲良く楽しい気まま仲間となるでしょう。 皆さま有難うございました。　 またお会いしましょう！ それまでお元気で！
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